明け方に「助けてー」と大声で何度も叫ぶ男の人の声で目が覚める。
どうやら酔っ払いのようだけれど動けないらしい。この寒さの中放っておくわけにはいかんよね、と外に出ようとしたら、一足先に同じ建物に住んでいる若者が出ていって救急車を呼んでくれた。
それにしても、あれだけ大音量で呼んでいても、他に誰も出てこないってちょっと怖い…。
さすがに女性はあの状況下、見に行くのは怖いだろうけど、外に出なくても部屋から警察を呼ぶことはできるはずなのに。
それにこの建物には男性も数人いる。
結局警察が来なかったということは誰も呼ばなかったんだろう…。
そんな感じで夜中に起こされたので朝からずっと眠い1日。
午後には母の介護認定調査で市役所から調査員の方が来てくれた。
足腰弱ってきてほぼ横になっている状態だけれど
動こうと思えば動けるし、頭は85歳にしてはまだクリアな方だと思う。
ただ、「要支援」の認定だけでも貰えておけば、
今後いろいろと助かる可能性もあるのでないか、そして
廃用症候群になるのを防ぎたいと思っての申請。
家の中では歩けても足腰弱って一人で外に外出するのは危ないこと、
お風呂も助けが必要なこと、などを母本人が答える。
母はそれまで寝ていたようで、受け答えも若干ぼんやり気味。
なのに「今の季節は何ですか？」と尋ねられた瞬間、俳人のプライドが目覚めたのか
「今日は立春なので今日から春です！」
と、とてもはっきりと明確にお答えになりましたよ…。あうー。
これが認定に響かないといいけどな。
そうそう、おちゃのこさんから客家花布柄の茶杯が届いた。
華やかな茶杯、眺めていると気持ちも明るくなるね。
