恒例 水仙宮市場で朝ごはん調達
台南で迎える夏至。今年は春分の日も台南にいた。それはさておき、まずは市場へ朝ご飯を買いに行く。
無名愛玉冰
水仙宮市場への小さな路地にある無名愛玉冰。飾り気のないシンプルな屋台だけど次から次へと人がやってくる人気店。
店名のわからないおばちゃんの店
3月におこわをおまけしてくれたおばちゃんの店で牛肉湯っぽいスープと、チキンとシイタケの煮込みを買う。お店の名前が相変わらずわからないのだけど、「深海魚マスター」という看板をデカデカと掲げた、気のいいお兄ちゃんの店の隣。
吉慶行
素朴な菓子や饅頭を売るこの店の老婆餅とパイナップルケーキが気に入っている。今日は老婆餅を2個と杏仁豆腐を1パック。日本に帰ってきてから調べたらプリンも絶品らしいので次回が楽しみ。
市場内の台南景福祠前のベストポジションで店を構えている青果店からパイナップルも買った。
例のうさぎーずは今日も元気。
ホテルに戻って、早速いただきます。例の名前のわからないおばちゃんの店の牛肉湯的な何か。3月に食べた白菜スープ的な何かも絶品だったんだけどこのスープもこれまたこっくりと美味しくて、おばちゃんいったい何者。
チキンとシイタケの煮込みも、チキンはほろほろで味がしっかり沁みていて…。
スープとチキンですっかり満足してしまったので老婆餅は取っておくことに。
杏仁豆腐も冷蔵庫へ。
酵素が消化を促進してくれるというパイナップルは半分ほど食べた。シロップかけてるんじゃないかと疑うくらい甘くて、こんなに美味しいパイナップルを食べたのは20代初めにハワイに行った時以来。パイナップルの概念が変わるね。
台南ぶらぶら2日目
台南北極殿
前回は何か儀式が行われていて入るのを躊躇した北極殿。
今日はお邪魔してみる。
オートマチック太鼓。
きちんとした形でお参りをしておみくじも引いてみたいと思いつつ、なかなか実行に移せない。
初老の男性が幡のようなものに色とりどりの糸で刺繍をしていた。お祝いか廟での儀式に使うものだろうか。
NさんとAさんに教えて貰った、東南アジア系の店が集まっているエリア。
中国語は全然わからないけどMAKANはわかるよ。
永華印尼商店
女性が多く入りやすそうだったここで昼食。
テイクアウトに来た女性と一緒に店に入ってきたわんこ。
ちんまり座ってご主人さまのお買い物を待つ姿が愛らしい。周りの人もニコニコとこの子を見ているだけで「食べ物屋の中に動物…」なんてことは言わない。日本が失い始めている大らかさ。
かなりスパイシーなナシチャンプル。センマイの煮込んだのが特に美味しかった。
これなんて言うんだっけ?前の席の女性が「よく混ぜて飲むのよ」と教えてくれた。
他にも何軒かのインドネシア料理店やベトナム料理店が。
Nさんが雑貨店もあるよと教えてくれていたので行ってみる。
おお!パンダンエキス!本物かどうかはさておき
オンデオンデ!
オンデオンデとデザート用食材をいくつか買った。家でチェーとか作るんだ!
バイクの部品で作られたトンボ。
途中またスーパーを見つけたので入る。
フィリピン系の食材が多いっぽい。
沖縄のスクガラスに激似の何か。
カラマンシージュースとアドボの素を買った。
ビニールハウス状態のお釈迦様。
お暑くはなかろうか…。
一旦ホテルに戻って荷物を置きがてらオンデオンデる。
謎の鼻炎症状が出たので、スズレックスなる初めて見る鼻炎薬を買った。岐阜の会社らしい。
昼間のホテル外観。
さて、再び街歩き。その度に「いってらっしゃ~い」と笑顔で見送ってくれるホテルの人たち。
金徳春老茶荘
友人Cちゃんに勧められたお茶屋さん。
1868年創業の老舗。私よりほぼ100年先輩という事か。
大陸からお茶を輸送するために使われた大きな壺は清朝時代のものらしい。
日本語が少し話せる店主さんがいらっしゃるとの事だったけど、この日は不在だったのか、対応してくれた方とはお互いの言葉が通じず…。
それでも筆談その他でなんとかコミュニケーション。お店の方も嫌な顔ひとつせず一生懸命対応してくれる。四季香茶とちょっと奮発して普洱の餅茶を自分用のお土産に買った。
茶器なども買えるようなのでまたいつか。
台湾って子どもがちゃんと子どもらしくて可愛い気がするのは贔屓目か?
犬は大抵ダレている。
お祝い用のお菓子を売る店。
メイド喫茶はこんなところにまで繁殖中。
土地銀行台南分行(旧日本勧業銀行台南支店)は日本統治時代の建物。
天井は燕の巣だらけ。
市が定める貴重な古跡なのに!と、巣を取り払ったりしないのは台湾の優しさなのか、それとも気にしない大らかさなのか。
林百貨は今回は外から見るだけ。
さて、前回行けなかった孔子廟へ。廟の近くで、SNSでも話題になってた手作りドリンクホルダーやトートを売るおばさんに会えたので、ドリンクホルダーをふたつ購入。ひとつ50元だけどふたつ買うともうひとつおまけでくれる。
日本のツツジみたいな感じで歩道に植えられているこの花の名は?
孔子廟
楽しみにしていた孔子廟。門を入ってすぐにピカチューが鎮座ましましていて萎える。雰囲気ぶち壊しなのでそれらの見えない文昌閣を見学することに。
2階には楴潼帝、3階には魁星帝君が祀られていて、科挙(十二国記ファンの皆様、科挙ですってよ、科挙!)の合格祈願の場所だったらしい。
こちらが楴潼帝。
こちらは魁星帝君。どちらの像の横にも学生証のコピーがたくさん置かれていた。合格祈願か合格のお礼に奉納したんだろうけど個人情報丸出し。こういうところも大らかね、台湾。
廟内にポケモンが繁殖していた上にメインの建物が工事中だった事もあって、孔子廟は今回はもういいやって気分になり売店へ。
私たちが中国語がわからないと見るや、簡単な単語だけを使って親切にいろいろ説明してくれた売店の女性。自分用お土産のつもりでお守りを選んでいたら「私はこれを持っているのよ」と自分の財布の中に入れているものを見せてくれた。邪を祓ったり魔除けの意味があるという剣の形をしたそのお守りを私も買うことにした。
喉が渇いたので自販機。
…が、特に飲みたいものがなかった。
自販機の現金投入口にかろうじて残っている、ファイターズ時代の陽岱鋼起用広告。
泮宮石坊
かつては孔子廟の東側の門だったのに、道路整備で現在の場所へ移されちゃった石造りの門。
門の脇には前後に獅子が2対。拗ねたような顔をしたこんな子もいた。
孔廟商圈
孔子廟の参道的な感じになっている孔廟商圈。府中街という道沿いにオシャレなカフェやお土産屋さん、屋台が並んでいる。
ジューススタンドで金桔檸檬汁を買った。
緑が多くて安らぐ。
沖縄でもよく見かける石敢當。台湾と沖縄が近い事を今更ながら実感。
飴細工店の男性はお昼寝中。
この屋台、三輪バイクを改造してできている。
全臺開基永華宮
孔廟商圈からの小径を入ったところにある廟。
ほんの少し奥に入っただけなのに孔廟商圈の賑やかさに反してここはとても静か。
女性が休んでいたり、小さい男の子がお父さんと一緒にお参りしていたり。地元の人の拠り所となっているような廟。
ここにもダレ犬。
萬川号餅舗
辛永清さんの『安閑園の食卓 私の台南物語』にも登場した萬川号餅舗。中華菓子全般を扱っているようだけど、肉まんが有名らしいのでそちら目当て。
中華菓子しか見当たらない。売り切れ…?
…と思ったら奥に蒸籠が見えた。肉まんと中華菓子を少し買った。
温かいうちにと、店の前でかぶりつく。
美味しすぎて手も震えたのか、残っているのはブレた写真のみ。日本のとは違い、いろんな味が濃厚に絡み合って味わい深い。美味しい。卵黄も入っていてボリュームもある。
これなんだろう?
3月にも来た奉茶でお土産を買う。
機会があったらこの外のテーブルでゆっくりお茶を飲んでみたい。
応援している野球選手の名前と店名が同じだからというだけで撮った写真。
西市場、ここも前回来たよね。
お。
一瞬「なんやねん」という顔をして
また寝た。愛想ないけどそれもまたよし。
3月に粽を買った店。あまりに美味しくてその次の日も買いに行ったら「今日は粽はない」と言われてがっかりしたんだっけ。
が、この日は粽がぶら下がっているのが店の外から見えたので、喜び勇んで店内へ。
どうやら本来はお茶屋さんらしい。
3月はおばさんの言う「スースー」が何だか解らずお互い苦笑いしたけど、今回はそれが「一個40元」の意味だとわかっているのですんなり。
お茶屋さんの割には肉粽をアピールしているけども…。ちなみに色々検索してみたけど店名がHITせず、Google Mapにも載っていない。
この街では柴犬をよく見かける。
特に黒い柴犬遭遇率は、奈良よりも高い気がする。
粽もあるので一旦ホテルに戻り、ついでにおばちゃんから買ったドリンクホルダーの使い勝手も確かめる。うん、ぴったりはまっていい感じ。ちなみに飲み物は昨日酸梅湯を買ったドリンクスタンドで。今日は女性の店員さんがいて「酸梅湯ください」と言ったら「ないのよ」との返事。私が「昨日はあったのに…」と不思議そうな顔をしたのを見て「これならあるんだけど」と小さなカップで味見をさせてくれたのが、まさに昨日の酸梅湯と同じ味。昨日買ったのはどうやら「酸梅湯」じゃなくて「烏梅湯」だったらしい。
本土吉牛肉湯
前回も来た牛肉湯のお店。私たちの事をFacebookにも書いてくれていたのでお礼がてら。
前回はおちゃめそうなお子さんがふたりここにいたんだけど、今日はいなくて残念。
牛肉湯は前回いただいたので今日は肉燥飯と麻湯炒牛肉など。
四安境牛磨後神興宮
牛肉湯のお店のすぐ隣には廟。
中央気象局台湾南区気象センターではこの日の天気を表示中。できれば翌日の天気予報を見たいと思うのは私だけ?
台南度小月担仔麺
台南のいたる所で見かける「度小月」だけど、ホテルから近い事もあって今回ここで初担仔麺。オープンエアで食べれる庶民的な感じもいいなと思って。
ニンニクの香りがビールに合う合う。本当に台南て何を食べても美味しいよね。
4泊5日のまだ2日目。あまり欲張って疲れてしまうと困るのでこの日は早めにホテルへ戻ることにした。
まあでも、あの小振りの担仔面で私たちの胃袋が一杯になるはずはなく、ホテルで粽とビールのお夜食。
美味しいねえ。(これしか言ってない)。
デザートには水仙宮で買った手作り杏仁豆腐に昨日たんまり買ってまだ冷蔵庫に残っているライチ。
萬川号餅舗で買った中華菓子はさすがに食べられなかったので明日のデザートかな。
6/22の飲食メモ
牛肉湯 100元
チキンと椎茸の煮込み 100元
老婆餅 15元×2=30元
パイナップル 60元
杏仁豆腐 25元
愛玉冰 30元
ナシチャンプル 120元×2=240元
チェンドル 40元
オンデオンデ 50元
カラマンシージュース 25元
金桔檸檬汁 40元
粽 40元×2=80元
青草茶(大) 40元
烏梅茶 35元
肉まん 30元×2=60元
老婆餅 35元
奶香酥 20元
四季香茶 400元(300g)
七子餅普洱茶 500元(50元おまけ)
白飯(小) 10元
肉燥飯(小) 20元
麻油炒牛肉 150元
炒青菜(高麗菜) 40元
招牌担仔湯麺 70元(附魯蛋丸子)
担仔湯麺 60元
台灣啤酒Classic 50元
計 2,310元(約8,250円)