大晦日の23:30頃に家を出る。
既に橿原神宮への初詣客が集まり始めている我が家周辺。でも私が向かうのは違う場所。
久米寺にも人がちらほら。ここも今は素通り。
翌日が満月ということもあって空が明るい。
月のすぐ隣りにオリオン座があった。「ベテルギウスは今年も爆発しなかったね」などと年の終わりに不穏なことを思う。
車で10分ほどの目的地に到着。真っ白な猫が畑を横切っていた。
2018年1月1日0時。天武・持統天皇陵にお参り。ここ数年、新しい年を迎える瞬間はここと決めている。
闇の中、明日香の寺社から聞こえてくる音色の違う除夜の鐘が古代中国の編鐘のようでとても幻想的。
駐車場でもう一度御陵を振り返る。(画像では見えにくいけど)御陵の真上に北極星が光っていて、静かに感動した。(天武天皇が信仰していたらしい道教では北極星は天帝太一神の居場所であり、それが天武天皇の御陵の真上に輝いているということは…などと語り始めると新年早々オタ道まっしぐらになるのでやめておく)
明日香から戻って地元の鎮守様、久米御懸神社に参拝。場所が場所だけにこの鎮守様も創建が垂仁天皇の頃だったりする。
氏子さんが焚き火を焚いて番をされていた。いつもの年だとここでお神酒をいただけたりするんだけど今年は残念ながら…。
再び久米寺。ちなみにいつも当たり前のように境内を通っているこのお寺も「推古天皇勅願寺」だったりする。
こちらでもお参りさせていただく。
橿原神宮前駅の様子を伺いに行ってみた。
飴細工のおじさんは今年もいつもの場所でスタンバイ。
年越しそばを31日の18時頃に食べたきりだったので、冷凍庫で眠っていた、ちょっとめでたそうなものを引っ張り出してきてお屠蘇と一緒にお夜食。
新年なのでビールもいっちゃう。プシュったら茶柱ならぬビール珠が表面に浮かんでコロコロ転がっていた。(たぶん)瑞祥でございまするぞ。
さて、一眠りして朝(というより昼間)。同じ建物の別の部屋に住んでいる母を呼んで前日に作ったお節(もどき)を一緒にいただいた。なますと豚の角煮が特に良い仕事してました。
今年最初の陽が沈む。