阪神大震災から今日で26年だそうだ。
当時カナダのバンクーバー島に語学留学中だった私は、現地のニュースで地震の事を知った。
（その時点で）5,000人の死者が出ていると聞いて、何かの間違いに違いないと思った。
ここカナダは日本のように地震の事をよく知らないから大袈裟に伝えているんだ、
或いは間違った情報をそのまま流しているんだろうと、本気でそう思っていた。
それでも一応神奈川にいる両親に電話しておくか、と軽い気持ちで国際電話をかけたが様子がおかしい。繋がらない。
間違いでも大袈裟でもなく何か大変な事が起こったのかもしれないと、やっと実感した。
26年。
変な比較だけれど、私が生まれたのが戦争が終わってから22年後。
それよりもっと時が経ってしまったということだ。
阪神大震災の事を知らない人がこれからどんどん増えていくんだろう。
同様に東日本大震災のことも、少しずつ遠い過去になってしまうのかもしれない。
私にとって祖母の話す関東大震災が、全く現実味をもって感じられなかったのと同じように。
防災に関わる人を知る人間として、あの災害を単なる過去の記憶としない為に自分は何ができるかを考えていかなければ、と改めて思った。
さて。
週末なので恒例の買い出し。数日ぶりの外出。
この子に会うのも久し振り。
お腹を撫でていたら私の腕にしがみついて、手をペロペロと舐めてくれた。
ムスメちゃんも元気そう。
相変わらずのツチノコっぷり。
境内は蝋梅が満開（その割に香りが漂っていなかったのはなぜ）。
